描いた同人誌2023

 年末なので今年出した同人誌を振り返ります。

 1.「伴路点景」レトリン20P(イラスト再録)
 2.「調子外れ達のエチュード」レトリン30P
 3.「千八百夜のスローステップ」一次創作44P
 4.「はいはい魔法使い様」一次創作20P
 5.「正当な報酬」レトリン30P

 並べるとかわいいがたくさんあって嬉しいですね。

 5冊発行、漫画本の総ページ数は124ページでした。
 本媒体ではないのでカウントしていませんが、描き下ろしのレトリンカレンダーも出しています。ペーパーマリオとサクナヒメを遊びながら7Pフルカラーを描くという、大変な偉業を成しました。

 今年は一次創作を始めてみたのが大きな変化です。
 それらしいホラを積み上げひとつの筋を通すという好きなタイプの遊びだったので、楽しんで続けられそうです。
 自分が嫌いな展開を入れずにお話を完結させられるということも大きな喜びでした。
 リアリティに欠けるという見方もあるかもしれませんが、自分にとって心地よい世界を作りあげられる喜びは代えがたいものがあります。

 そして今年の一次創作では作画課題として、口の描き方に慣れるということを設けていました。
 放っておいたら淡々としたタイプばかり好きになるので、二次創作では口を開けた顔を描く機会が少ないです。
 成果あってか「正当な報酬」では口内の書き込みも少し増えたんじゃないでしょうか。

 来年の活動は3月から、レトリンカレンダーと一次創作新刊を予定しています。
 健康と新刊の両立を頑張ります。


 感想フォームへのコメントありがとうございます。
 お返事させてください。

 【Kさん】
 スパークではスペースにお越しいただきありがとうございます!
 ベレトさんとリンハルトさんのお話も読んでいただき嬉しいです。
 真面目と自由人という生き方の異なる者達がお互いを尊重しあっている様っていいですよね。
 セリフ回しを認めていただいてからの「先生の鼻息で金玉が湿る──春だな……」のピックアップ、最高に喜びました!
 本気も冗談も楽しんでいただけてこんな幸せはありません。

 一次創作へもコメントありがとうございます。
 始めたばかりで手探りなところもありますが、自分が見てみたくて作った真面目×真面目な2人を応援していただけてほっとしました。

 先日の返信についてもご一考ありがとうございました。
 ご都合顧みず押し付けてしまいましたが、色々ご事情ありますよね。また新しいものをアップした際は見てください。

 イラスト集の中身はすべてウェブに載せていますが、いつか手にとっていただける機会があればうれしいです。
 ウェブでのお返事は性質上お名前をアルファベットにしますが、これだけ丁寧にしてくださった方のお名前は認識してますので、気にならなければ感想フォームでもスペースでも名乗っていただけると喜びます。
 ではまたなにかの機会で。来年もよろしくお願いします。

 【Hさん】
 「正当な報酬」へのお問い合わせですが、通販は行っていません。
 心苦しいお答えですみません。

 【通りすがりのJさん】
 ご丁寧に感想送っていただきありがとうございます!
 こちらのコメントを読んで、申込締切が翌日だった3月J庭に滑り込みで申し込みしました。
 新刊もこれまでに近いふんわりファンタジーBLを予定してますので、どうぞお立ち寄りくださいませ。

 【18日匿名希望さん】
 J庭を申し込みした時点で喜んでもらえることがあるなんて……!
 撫子さんをたくさん褒めていただき、徹くんも同意の頷きをしていることかと思います。
 通販はなかなか難しそうですが……一次創作で一度試してみる余地があるかもしれないので、近くなったら検討してみます。

プレイしたゲーム2023

 2020年に風花雪月をするためNintendo Switchを購入して以来、ゲーム機でゲームをする機会が随分増えました。
 昨今のゲームの多様なことといったらありません。様々な国から色々な表現が試みられ、それがSwitchさえあれば遊べてしまうとあっては、2020年前と比べてプレイ本数は増加する一方です。
 今年Switchで購入したゲームは16本。
 クリアできたりできなかったり、自分に合ったかどうかという尺度でメモ書きを残していきます。

◎ ペーパーマリオ オリガミキング
  マリオとつくタイトルで初めてちゃんと一本クリアしました。
  紙でできた世界がかわいく美しく、シナリオやキャラクターもよかったです。
  悲しみに暮れるオリビアを共に過ごした経験があってこそ励ますことができたシーンは、とても印象深く残っています。

◎ 天穂のサクナヒメ
  稲作と食事が細やかで楽しかったです!
  この季節は○○の作業だな~、この暑さじゃ水量調節はこうしないと~など、その経験を現実に持って帰れるのもまた醍醐味だと感じました。
  戦闘の難易度が程よく、食事システムでの底上げも容易で有り難かったです。
  また今年一番聴いたアルバムがサクナヒメのサントラでした。

× The First Tree
  テキストが読みづらく、イベントも単調に感じられてしまい挫折。

× 泥棒シミュレーター
  ゲームで悪い選択肢が選べないので訓練に購入しました。
  盗品を持って逃げる最中でも横断歩道を探して渡っている自分に適性のなさを実感して挫折。

○ Minit
  クリアできたし、短い期間で遊べたのがよかったです。

△ DREDGE
  船上で時間経過とともに眺める海の表現がよかったです。
  後半の難易度が上がった状態での移動が面倒になって挫折。

◎ ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
  初めてちゃんとやったゼルダです。
  新作発売の一週間前に始めて、一週間で終わらせる意気込みでしたがとてもとても……一ヶ月のあいだ使える時間をすべてつぎ込んでいました。
  難易度に苦労する場面ではずっと、よくもこんな苦行を……と世界を憎んでいたのですが、終わった今では夢中になった日々が蘇ります。
  無人島で暮らした時間がとっても輝いた記憶として残っています。

○ コーヒートーク
  お気に入りの客達が自分の店で仲良くなっていくのを見てにっこり。
  「ハハ、これがラテアートって?」の一言は忘れません。

△ パラノマサイト FILE23 本所七不思議
  ジャケット絵を見るのも嫌なレベルで怖いものを避けています。
  逆にプレイして底を知ってしまえばむやみに怯える必要もないだろうと、ゲームの音を消して楽しい音楽をかけながらプレイ。
  テキスト主体でありながらゲーム性にユニークさがあり、プレイしたヒトと感想を交わすと遊び方にそれぞれのプレイヤーらしさが見えたり、プレイ後にも楽しみが広がる一本でした。
  ただ怖いものを見ないといけないので(当たり前)向き不向きで言えば向いてないので△です。
  怖い要素が大丈夫であれば、短く遊べて値段も手頃で面白いゲームだと思います。

○ ゴースト トリック
  ゲーム性などは言うまでもなく評判通り。
  実際に目にしたらアニメーションの動きなど、細かいキャラクターの表現がよかったと感じました。

◎ ピクミン4
  初めてのピクミンだったので、遊びやすい仕様が大変助かりました。
  遊ばせ上手で、相棒やピクミン達が可愛くて仕方なくなる、いいゲーム体験でした。

△ 7 Days to End with You
  プレイを続けるうちに言葉の意味が分かり、文章が繋がっていく感覚は得難い心地よさでした。
  どこかで詰まってしまって中断してます。

◎ Stardew Valley
  楽しい楽しい、終わりなき牧場の日々。
  まだやりたいことの途中ですが、アプデも来るらしいので一旦お休みしています。
  サムぴ(夫)が結婚して情熱を失ってしまっているので、生活を変えなければと養子を取る予定です。

○ スイカゲーム
  先日買って、3000点まであと少し。楽しんでいます。

× ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
  ドラクエをちゃんとクリアしたことないし一度くらいは……と粘ってみましたが、ジェンダー観が合わず、プレイ60時間ほど経っても最後までの見通しが立たず、モチベが保てなくなったので見切りをつけました。
  過ぎ去りし時は求めなくていいと思うんですけど、タイトルに圧を掛けられているのでやむを得ず求めるという新しい体験をしました。

○ Trombone Champ
  今年最後に軽く遊ぼうと思い購入。
  なぜかどんどん腕を高く掲げないと音が取れなくなって、新しい筋トレゲームさながらに遊んでいます。

参加報告:2023年11月23日スパークこくほこ

 COMIC CITY SPARK 18/刻印の誇り20お疲れ様でした。
 スペースにお立ち寄りいただきありがとうございました。

 

 新刊「正当な報酬」は半年ほど前にお題「ポリネシアンセッ」をいただき描いたものです。
 今回ポはフォドラにないものとして具体性はぼやかし、数日我慢からの解禁という概念を摘出した話にしています。
 お題をいただく以前より考えていた大司教する先生に思うところがありながら頑張る先生を非難したくない伴侶、というモチーフとお題がうまく結合できたためわりとスムーズに描けました。
 今作では好奇心でわくわくしている伴侶と、どんな時でも伴侶に誠実でありたい先生が表現できていたらいいなと思います。

 

 タイトルは手触りが堅すぎる自覚はありつつ、ヒトは人情を思いやり背負いすぎる節があるのでレトリンは他者感情を無条件に受け取りすぎず、きちんとこの仕事はどこ発祥で誰にどう報いるべきかを質してほしいという願いから生まれた内容を鑑みてそのまま採用しました。
 感想は奥付のメール、はてブ返信、ツイッターリプライ・DM、Googleフォーム(https://forms.gle/t3xFMjqiRp6H77ok7)などあります。
 おもちは自作について語るのと同様、ヒトから見た感想も大層好きな餅です。
 ワ!と思うものがあれば簡単でいいのでお知らせください。次作へのモチベーションになります。

 

 さて次回のイベントは3月HARUで恒例レトリンカレンダーと、できれば薄くていいので漫画新刊がほしいなと思っています。
 どうにか双方成立するよう検討しますが、12月はDQ11をプレイを優先します。インプットもしたいタイミングでできるよう調整していきたいです。


 以下、いただいたお手紙のお返事です。
 Kさんへ
 封筒を見た瞬間からおもちって特別に選ばれたメッセージを伝えたい相手ってこと……?!と思わせてくださるような素敵なお手紙ありがとうございます。
 きらきら輝くお手紙セット、丁寧に書かれた文字、こんなにたくさんの誠意を注いでいただけること嬉しく思いました。また意味深でありながらすてきなお菓子、ありがたく頂戴いたします。
 おもちはセリフ回し褒められるのが大好き!!あのとき詰め込んだ思いを受け取っていただき本当にありがとうございます。再録を残した甲斐があります。
 そしてレトリンの本までサンプルを見ていただきありがとうございます。肯定的羨望×自由な風という観点ではベディトリと似た香りを感じているので、良さみの一端を感じていただければ幸いです。
 これからもべてくんの誠実で不器用な様、とりぴの自由だけど不誠実ではない様を愛でていきましょう。

 ベディトリ既刊で再録していない現パロ・女体化・年齢操作といった特殊なものはWEBで再録するには難点があるけど、めちゃくちゃ見たいベディトリ好き人になら開示してもいいと思っている原稿データが数点あるので、もしご希望があればうまいことコンタクト取ってください(雑)。現パロ嫌いじゃなかったら「溺れる鳥の藁ハウス」とかおすすめなので……。

 いつか色々とベディトリのお話しましょう。それまでご健勝であらせられますよう。

 

それではみなさま、お疲れ様&ありがとうございましたです。

あとがき:「ムーンリバーの空に吹けよ舞風」

3ヶ月かけて84ページの同人誌を描くこともそうない経験でしたし、
お話を作るのも苦労したので色々と書き残しておこうという試みです。

 

▶タイトル
 キリンジの「Drifter」という曲にある、何とも軽やかな印象がして好きなフレーズをリスペクトしています。
 さらにその曲のオマージュ元にあたるだろう映画「ティファニーで朝食を」が未見だったので作画前に改めて鑑賞しました。
 劇中歌の歌詞も今回の本の内容に合っていたので、
 ムーンリバーを入れてどうにかしようとつけたタイトルです。
 映画の中ではムーンリバーをいつか渡ってみせる、という曲ですが、
 リンハルトは気ままな風なので川の上空飛んでけばいいじゃん、という意味です。

 

▶無双のシナリオを受けてやりたかったこと
 ・パッパが亡くなったと知ったベレトの「独りでやりたいことがある」
  →利他的な面があるベレトについに出来た「やりたいこと」を復讐なんかにしたくないな……。
 ・リンハルトの「皆が望む世なんて来るはずもない。今を受けれいていくしかないんだろう。」
  →無双のリンハルトは望まないことばかりやらされてきたし、
   初プレイ青燐では紋章持ちが複数いる環境なのにシェズ以外とは支援会話もなくて、
   心が乾いてしまっている様を散々見せられたあとにそんなセリフまで言われたものだから、
   そんなのいやだな自分が望む世界を選び取ってほしいんだよな……になりました。

 青燐はEP.12でベレト加入、EP.16→EP.Finalでエンディングを迎えます。
 二人の関係が段階を踏んで進展する様を、
 どのエピソード間に入れるかずいぶん悩まされました。
 ギチギチに詰め込んであります。スピード婚です。
 以下各イベントシナリオの覚書をやっていきます。

 

▶3p~9p 出会いイベント EP.12(ベレト加入)後
 無双で使える魔法の中にワープはないんですが、話の流れで使えてほしいのでリンハルトは覚えてることにしました。
 またノブリス・オブリージュなディミトリが傭兵と訓練したがるかは疑問ですが、
 ゲーム中にできることなので気にせず入れました。都合のいい話です。

 このエピソードでは「懐刃の息子」や「灰色の悪魔」といった世間が貼ったラベルではなく、
 彼を「ベレトさん」という個で見るリンハルトを描きました。

 

▶11p~18p 支援C EP.13(アリル攻略)後
 無双プレイ後に描いた短編をリメイクしたエピソードです。

https://twitter.com/mochi_ageta/status/1551982275432132608

 本編のリンハルトが読めない本についてする質問に、
 文字の並びや頻出する字から推測することを提案する先生が元になっています。
 一方で本編では寮の部屋のオブジェクト数が多かったリンハルトなのに、
 降将として過ごす天幕には物が少ないという心の空虚な様子を差し込んでいます。

 このあたりはまだヒトの役に立つのが好きなベレトさんが、無差別に親切にしています。
 そんな罪な行為ですが、
 リンハルトは誰にも言われたことのない昼寝してていいよを言われて嬉しいようです。

 

▶20p~28p 支援B EP.14軍備パート1
 乳首トーン貼らなかったっけ?!
 ベレトの乳首に濃度15%トーン貼ったつもりなのに白抜きだったのでびっくりしました。
 心のトーンを貼ってください。ハイライトなしでお願いします。

 昼寝の協力者を得たリンハルトがのびのびしてます。いいことです。
 仕事をこなしていたら灰色の悪魔と呼ばれていたベレトですが、
 リンハルトにそれと本人の本質は関係ないと言われて嬉しかったようです。よかったですね。
 ラベリングを気にせず自分自身を見てくれるリンハルトの側が心地よく感じたベレトは、
 つい彼の研究に協力すると約束してしまいます。
 本編の支援Bにあやかって、ベレトがリンハルトに約束する内容にしました。

 

▶30p~45p ベレト成長イベント EP.14軍備パート2
 無双でパッパとベレトがお酒を飲むという話も出ましたし、
 酒場のシーンを入れました。この本でのシェズは20歳以上という設定です。
 普段レトリン二人で完結する話が多いので、
 傭兵達が集まった場面は賑やかに仕上がっていて嬉しいです。描くのは辛かったです。

 本編も込みで、パッパの子育てスタンスはベレトの独立を前提にしていないと受け取っています。
 そのままの親子関係でパッパ生存かつベレトが伴侶を得ての別居ルートは違和感が出そうなので、
 布石として反抗期エピソードを入れました。
 これをベレト成長イベントと名付けていますが、
 パッパに子供の自立の可能性を知ってもらうという側面もあります。

 これまで父親と意見の相違がなかったベレトに対して、
 リンハルトは同じになることなどなかったんだろうなと考えています。
 他者の肯定を得ずとも自分の考えを歪めずにいてくれたリンハルトがベレトと出会って、
 その在り方をまっすぐ見つめることでレトリンが芽生えるというのは本編でも感謝した祝福ですが、
 無双でもそうなったらいいなと思っています。

 

▶47p~55p デートイベント EP.14(バーガンディ領北部戦)後
 カスパル戦死後にピクニックデート回を入れました……。
 無双本を出すならレトリンの遠乗り絶対描きたかったですし……。
 馬は描けないので、こういう形になりました。

 食堂デート回はパッパとリンハルトの接触を描かず、
 ただ婚姻後別居しましただと素っ気ないので組み込みました。
 パッパはベレトが独占欲(?)を抱く対象がいることを知り、
 リンハルトはパッパが抱えているベレトの事情を何となく察します。
 ベレトが食べているのはゴーティエチーズグラタンです。
 シルヴァンの出番がなくてさみしかったから……。

 

▶57p~64p 女神の塔イベント EP.Final(ガルグマク攻略戦)後
 女神の塔、情勢的に中に入れなかったので女神の塔の外イベントです。
 今を受け入れていくしかないというリンハルトに、
 彼の考えが歪められることを苦痛に感じることを自覚するベレトという、
 このあとの展開の動機づけをしています。

 

▶66p~75p 支援A 終戦
 国王がシェズに協定内容を話すか甚だ疑問ですが、
 無双ディミトリはシェズ大好きだったしいいかな……って……。
 これ以上描き慣れていないヒトを描くのは大変だったので……。

 やりたかったこと回収パートです。文字がたくさん。
 自分をまっすぐ見てくれたヒトが己が望む世界を選び取るところを見届けることを、
 ベレトが自分のやりたいこととして成すことと、
 リンハルトが自分の望む世を選び取るエンドです。
 そしてリンハルトの前に提示された選択肢は降って湧いたものではなく、
 失いかけた紋章への興味を再起させ自分が取っていた行動があってのものです。
 その可能性をベレトが拾い上げたものであり、
 二人がお互いの在り方を肯定した先にあるルートとして描いています。

 初めて作った見開きがきれいにできていて良かったです。

 

▶77p~81p 支援S 戦後
 リンハルトが編み込みポニテなのは、
 ベレトが編み編みしたからです。いちゃいちゃ匂わせ。

 支援S、本編がリンハルトから指輪を渡していたので逆をやろうと思ったのですが、
 すでに見開き使って伝えた言葉があるのに何を言わせたら告白シーンとして締まるのか不明で、
 もうあの見開きがI love you, Linhardt.という意味では……?となり、
 結婚後の様子を描くことにしました。

 最後のリンハルトのセリフは入稿直前まで「あの夢の続きを」だったんですが、
 作品コンセプトははっきりしていた方がいいだろうと原稿ファイルの書き出しをする際、「あの夢想の続きを」に編集して無双と韻を踏ませました。
 無双のレトリンも幸せなフォーエバー伴侶でありますように。

 

▶感想
 をもらうと嬉しいタイプです。 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfMi0TOfPydM9P57GTZmxMwyR7iGvPJQVmfCjjzUoWhoqjweA/viewform

参加情報:2023年11月23日スパークこくほこ

2023年11月23日(木・祝)COMIC CITY SPARK 18/刻印の誇り20
東6ホール み18b
サークル「もちもちクズ餅」で参加します。
レトリン本の他、レトリンのグッズ、一次創作本を持っていきます。
果たして机に乗り切るんでしょうか。

おしながき - Google スプレッドシート

新刊は危ういですが、描き進めています。
たくさん我慢をする先生に伴侶がご褒美を与えようとする話です。

J庭54に参加しました

 10月8日 J․GARDEN54に参加しました。

 一次創作のイベントにサークル参加するのは先月のコミティアに続き2回目です。
 今年の夏に一次創作でのサークル参加を決めた際は、BLの本にすれば9月コミティアのあとの10月J庭にも持っていけるので、本は1種予定で2イベントに参加を申し込んでいました。
 実際には9月はもちろん、10月も新刊を出してました。

 

 9月のコミティアで、あの広い会場の1サークル1サークルがそれぞれ異なる1ジャンルの空間で、自分の本が手に取ってもらえた時の得難い体験を持ち帰ったイベント翌日の自分は「J庭も新刊ほしいな……」と思っていました。
 11月の二次創作新刊も控えているため、10月のJ庭で新刊にのんびり挑戦する余裕はありません。そのため決断は早い方がよく、また条件を設定しました。

 20Pのプロットを今日中に上げること。
 J庭での申し込みジャンルがファンタジーなのに既刊が現代ファンタジーになってしまったので、純ファンタジーにすること。
 イベントの荷解きもせずテキストを打ち込み、その日の夜には条件を備えたプロットが荒削りながらできました。
 しかも作中で登場人物がぬいぐるみになり作画が簡易になるというギミック付きです。執筆期間が限られている状況で中々いいアイデアを織り込むことができたと思います。

 

 前回の一次創作で、一次創作とは大喜利であると体感したばかりですが、その確信が強くなるようでした。
 自分にとって一次創作の醍醐味は「今ある課題をいかにこなすか」をパズルめいて考えることのようです。
 それから、前回の一次創作で思ったのが「キャラクターはある程度思い切った性格の方が描いていて楽しい」です。
 前作はどうしても2人とも真面目にしたかったのでそうしたし、あの話ではそうあるべきなのですが、自由なキャラクターのセリフが楽しかったんですよね……。
 そのため、今回の魔法使いは性格がちょっと面倒になっています。そこが作品のアクセントになっていると思うので、実際に描いてみた経験から得た学びも込められてよかったです。

 

 そうしてギリギリちょっと予定を数日オーバーして描き上げた新刊、お手に取っていただきありがとうございました。
 まだウェブに1つも完成した一次創作作品がない状態で、興味を持って選んでいただいた勇気に感謝します。
 一次創作の2イベントに参加してよかったのが、本に興味を持ってもらえた時の嬉しさに続いて、電車が混んでいなくて、スペースの背面がゆったり空いていることです。大型二次創作イベントはぎちぎちなので……。
 一次創作の本を出すこともイベントも心地よく楽しめたので、また来年も新しい一次創作作品を描いてみたいです。
 11月スパーク18でも一次創作既刊を置く予定ですので、ご縁がありましたら。

はてなブログに来ました

 落ち着けるSNS探しをしていたのですが難航し、最低限行いたいイベントに出る連絡と報告はブログでも大丈夫そうと思ったので始めてみました。
 はてなブログさんとは長い付き合いになることを願っています。

 こちらをご覧の方も、どうぞよろしくお願いします。