J庭54に参加しました

 10月8日 J․GARDEN54に参加しました。

 一次創作のイベントにサークル参加するのは先月のコミティアに続き2回目です。
 今年の夏に一次創作でのサークル参加を決めた際は、BLの本にすれば9月コミティアのあとの10月J庭にも持っていけるので、本は1種予定で2イベントに参加を申し込んでいました。
 実際には9月はもちろん、10月も新刊を出してました。

 

 9月のコミティアで、あの広い会場の1サークル1サークルがそれぞれ異なる1ジャンルの空間で、自分の本が手に取ってもらえた時の得難い体験を持ち帰ったイベント翌日の自分は「J庭も新刊ほしいな……」と思っていました。
 11月の二次創作新刊も控えているため、10月のJ庭で新刊にのんびり挑戦する余裕はありません。そのため決断は早い方がよく、また条件を設定しました。

 20Pのプロットを今日中に上げること。
 J庭での申し込みジャンルがファンタジーなのに既刊が現代ファンタジーになってしまったので、純ファンタジーにすること。
 イベントの荷解きもせずテキストを打ち込み、その日の夜には条件を備えたプロットが荒削りながらできました。
 しかも作中で登場人物がぬいぐるみになり作画が簡易になるというギミック付きです。執筆期間が限られている状況で中々いいアイデアを織り込むことができたと思います。

 

 前回の一次創作で、一次創作とは大喜利であると体感したばかりですが、その確信が強くなるようでした。
 自分にとって一次創作の醍醐味は「今ある課題をいかにこなすか」をパズルめいて考えることのようです。
 それから、前回の一次創作で思ったのが「キャラクターはある程度思い切った性格の方が描いていて楽しい」です。
 前作はどうしても2人とも真面目にしたかったのでそうしたし、あの話ではそうあるべきなのですが、自由なキャラクターのセリフが楽しかったんですよね……。
 そのため、今回の魔法使いは性格がちょっと面倒になっています。そこが作品のアクセントになっていると思うので、実際に描いてみた経験から得た学びも込められてよかったです。

 

 そうしてギリギリちょっと予定を数日オーバーして描き上げた新刊、お手に取っていただきありがとうございました。
 まだウェブに1つも完成した一次創作作品がない状態で、興味を持って選んでいただいた勇気に感謝します。
 一次創作の2イベントに参加してよかったのが、本に興味を持ってもらえた時の嬉しさに続いて、電車が混んでいなくて、スペースの背面がゆったり空いていることです。大型二次創作イベントはぎちぎちなので……。
 一次創作の本を出すこともイベントも心地よく楽しめたので、また来年も新しい一次創作作品を描いてみたいです。
 11月スパーク18でも一次創作既刊を置く予定ですので、ご縁がありましたら。